ゴジラ映画 評価

こんにちわ、
こめまるです。

今回のタイトルは、「ゴジラ映画評価」。

これは難しいタイトルです。

評価とは、物事・性質・能力などの良し悪しや美醜などを調べて価値を定めることです。

だから、ゴジラ映画を評価するなど、僕には到底できません。

ただ、客観的な評価なら、動員数や興行収入などで測れます。

ただ、僕に出来ることがあります。それは、好き嫌いの判断です。

ゴジラ映画は、東宝で29作品、ハリウッドで3作品、アニメが3作品と全35作品あります。全て観た僕には、個人的に好きな作品とそうでないものがあります。

この「ゴジラ映画評価」＝「僕の好きなゴジラ映画」ということで、好きな作品をご紹介していきます。

ゴジラ映画評価 “ゴジラ対ヘドラ”

『ゴジラ対ヘドラ』は、1971年7月24日に公開された、ゴジラ映画11作目の作品。

ストーリーは、駿河湾で奇怪な生物が発見された。
その生物は、工業用水やヘドロを吸収しどんどん大きくなり、街に上陸して暴れ始めたのです。

その巨大生物は、ヘドロから生まれたのでヘドラと名付けられました。

ヘドラを研究する矢野博士の提案により、電極版による乾燥作戦が展開されるが、そこのゴジラが現れたのです。

硫酸ミストを噴出するヘドラにゴジラが苦戦を強いられるが、どう戦うのか。

60年代中頃、作品で言うと5作目の『三大怪獣地球最大の決戦』あたりから、人間の敵だったゴジラが、いつの間にか人間を助ける立場になってきて、個人的には多少興醒めです。

ただ、この映画の魅力は、1970年前後の大阪万博に浮かれる表の日本の顔と、その裏側で公害で蝕まれ、破壊される豊かな自然に、そんな環境汚染に対し、強烈な批判を突き付けた作品となったのです。

また、監督の坂野義光氏が作詞を担当して主題歌「かえせ！太陽を」は、強烈なイメージを与えてくれました。

さて、この映画では、シリーズで唯一の荒業が使われています。

クライマックスのシーンで、ゴジラがヘドラを乾燥させるが、乾燥化したヘドラの中から生き残ったヘドラの一部が飛ぼ去ろうとしたのです。

この事態にゴジラのとった行動は、唖然とするものでした。

それは、自らの体を丸めて放射熱戦を動力として飛行してしまうという荒業だったです。

このシーンを撮るのに製作の田中友幸氏は、猛反対でした。

しかし、坂野監督は、「このシーンにはスピード感が必要だ」と考え、田中氏の猛反対を押し切って、撮影所長や宣伝部長、それに重役たちを説得し、了解を取り付けて、何とか劇中に折り込んだのでした。

この映画は、公害に対する強烈な批判を込めた作品として強いインパクトを与えてくれたのです。

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本ページの情報は2020年11月時点のものです。
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